妊娠8か月目のこと

pregnancy

一か月半ほど帰省した後、いよいよ札幌の自宅で出産準備を始めました。赤ちゃんと過ごす部屋づくり、入院バッグ、産後1か月間に使用する予定のもの。また、バースプランも作成しました。

無痛分娩についても色々調べていたのですが、痛みに強い方だと思っていたこと、youtube等の出産シーンを見てソフロロジーを意識すれば乗り越えられると確信に近い危なっかしい感情を抱いていたため、自然分娩で全然問題ないと高を括っていました。

三回目のこどもっくるのエコー検査では、逆子検査も行いました。いつも診察してくださる先生と、小児科医の二名体制で時間の許す限り調べ、不安に思っていることはないか、最後の最後までしっかりヒアリングしてくださりました。この先生の熱い想いは、妊娠中の女性、支える男性の心を医学的にも精神的にも深くケアしてくれるため、妊娠中の多くの方に知っていただきたいことの一つです。

この頃にはお腹もパンパンになっており、いよいよここまで来たという記念を残したく、念願のマタニティフォトの撮影に行きました。簡単にヘアセットし、夫とともに様々な角度や背景で撮影していただき、夫婦にとっても素晴らしい思い出になりました。

 

そして、もうすぐ臨月というこの時期に北海道でコロナの影響が出始めました。未確認ウイルスのため、毎日様々な憶測や信憑性の不明な情報が飛び交っていて不安を煽られました。ただ、私は風疹ウイルスの件でもすでに散々行動制限されていたので、世の中全体がマスクと手洗い必須で、人との接触も減る動きが加速し本当に有難く感じました。

基本的には人と距離を取って生活していましたが、状況を見ながら夫と大自然の中に行きデイキャンプを楽しみました。夫にハンモックを張ってもらい、ただただ深呼吸しながら流れゆく雲を見つめるだけの時間でしたが、それまでざわついていた心がすっと整った気がしました。

私は比較的アクティブで、また大変疲れやすいという面倒くさい性格をしているため、何もせず自然にどっぷり浸かり自分とゆっくり対話する時間が欠かせません。状況が許す限り、わずかな時間でもこうした自然の中で散歩やピクニックをしたりして心穏やかに過ごせるようにしました。