妊娠3か月目のこと

pregnancy

妊婦健診が進む中で、なんと風疹の抗体値が少し低いことがわかりました。
これにはとても驚きました。半年前に内科で風疹抗体検査をした際、この状態で妊娠しても問題ないと言われていたからです。
抗体値は徐々に下がることもあるようですが、当時の検査結果を産婦人科医に伝えると、この数値はもう一度ワクチンを打つべき数値だったと伝えられ、精神的にとても辛かったです。
妊娠中に風疹に罹ると胎児に影響が出ることがあります。医師の話を鵜呑みにして、自分できちんと調べずにいたことで、いざ妊娠した時に困ることになるなんて。

産婦人科医からは、対策としてあまり人の多い所には行かないようにと言われました。


8週目に母子手帳を受け取ってからは、通っていた産婦人科が分娩をやっていなかったので、今度は産院選びに奮闘しました。
まずは、産院という未知のものの全体像を掴むために、妊婦さんのブログを読み漁りました。
私は、札幌で出産予定でしたが、妊娠中に福岡へ帰省することもあるため、福岡と札幌で妊婦健診及び出産できる病院を探しました。また、胎児の検査も考えていたため、最初の産婦人科に加えて、札幌の産院、福岡の産院、そして胎児検査ができる病院の4か所にお世話になりました。

当時ネット情報をしらみつぶしに調べられるだけの全情報を見ました。今後の妊婦健診でお世話になる産婦人科医との相性はもちろん、自分の初めてのお産で欠かせないものは何なのか考えました。

札幌の産院 札幌マタニティウィメンズホスピタル 

この病院の素晴らしいポイントは、

・24時間365日産婦人科医在中、小児科専門医常勤、大学病院のすぐ近くという整った医療体制

・家からの距離が比較的近い、病院までの無料送迎バスありでマイカーがなくても通いやすい立地

・完全個室、産前産後教室、出産後マッサージ、産後の夫婦揃ってのお祝い膳という至れり尽くせりサービス

この全てを兼ね備えているだけあって、見学希望の連絡の際も大変感じよく、実際の院内の雰囲気も大変明るく、この場所で産みたいとはっきり感じました。

通常の妊婦健診以外に実施されている胎児検査についても知らないことばかりでした。私たち夫婦は、事前にわかることがあるならば、身体への影響を考慮した上で調べて知っておきたいという考えでした。
色々調べたところ、NIPT(新型出生前診断)、胎児スクリーニング(超音波エコー検査)、血液検査(母体血清マーカー検査)があることがわかり、北海道大学病院に検査ができるか連絡してみました。連絡時の対応は淡々としており、血液検査はもう予定が埋まっていて検査ができないということでした。母子手帳を受け取ってからすぐに連絡したにもかかわらず、枠が狭くとても不便に感じました。

さらに調べていくと、他に北海道立子ども総合医療・療育センター(通称こどもっくる)という場所でも胎児スクリーニングができることを知りました。いくつかの妊婦さんのブログには、産婦人科医の石郷岡先生はクセが強いが、熱意を持って胎児とその家族を診てくれると書いてありました。そんなに親身になってくれる産婦人科医がいるなんてと衝撃を受け、是非ともお会いしてみたいと思いました。
こどもっくるに連絡するとすぐにその石郷岡先生とお話ができました。あの「コウノドリ」のモデルとなられた医師とも親交のある方で、妊娠出産に向けての熱い想いを知ることになりました。
ここでする検査は、【障害のある子どもかどうか判断するためのものではない。妊娠中に発現する胎児の身体の状態を見て、異常がないか、出産時に必要なケアはないか、誕生した瞬間から医療ででき得ることを事前に準備するためのもの】なのだそうです。
その目的と合致する方のみに来てほしい、そして診察には必ず夫婦揃って来るようにと伝えられました。